AR-NET(旭川流域ネットワーク)

2011年03月

旭川源流の碑」は雪の中蒜山地域へ引き継ぎされました(その4)
 旭川源流の碑は、3月26日(土)新庄村役場前で出発式を行い、野土路川沿いに野土路峠を超えて蒜山地域へ引き継がれました。
(4)野土路トンネル南口から出雲街道の宿場町まで
 主要地方道58号北房川上線に戻って、野土路トンネルを歩いて蒜山へ向かいます。
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 野土路トンネルの出口に車を置いてきた伴走車の皆さんからは、蒜山側は青空で大山が綺麗に見えるといわれました。
 2kmある長いトンネルを歩いて行きます。
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 景色の変わらない暗くて長いトンネルは長い時間に感じました。
 やっとトンネルを出ると、空はどんよりして、雪が降っています。
 先程まで大山が見えていたと言っていたのに、山の天気の変化はすごいと感じました。
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 抗口を過ぎて坂を下り始めると、雪はどんどん厳しくなり、吹雪状態です。
 雪は小さな粉雪のような雪で、身体にあたっても溶けません。
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 それでも、みんなでリヤカーのブレーキをきかせながら、蒜山ビルバレースキー場まで歩きました。
 スキーをしている人の姿は見えません。
 ここから国道482号まで、また車でのリヤカーを引いて下り、国道の手前から出雲街道の宿場町の面影を残す旧道を歩きます。
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 雪に埋もれて水の流れているところだけが色のある旭川源流の流れの横を通りました。
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「旭川源流の碑」は雪の中蒜山地域へ引き継ぎされました(その3)
 旭川源流の碑は、3月26日(土)新庄村役場前で出発式を行い、野土路川沿いに野土路峠を超えて蒜山地域へ引き継がれました。
(3)御鴨神社から建立予定地 
 ここまで歩いてくると雪はほとんど止んでいました。 
 道路が広くなったところで、遅れてきた人達を待ち、ここから五段の滝の手前までは、車で引っ張って登りました。
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 五段の滝は、雪景色の中で下流の三段ぐらいが見えました。
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 ※五段の滝は下記のサイトで紹介されています。 
 http://www8.plala.or.jp/takimi/okayama_taki/notoro.html
 遠く野土路峠を見ると青空の中に岡山河川事務所の資料に旭川の源流の記されている朝鍋鷲ヶ山の送電鉄塔が見えます。
 鉄塔の頂部が凍って真っ白になっていました。
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 ここからは、主要地方道58号北房川上線から右折して、野土路の名水に立ち寄りました。
 雪の中でも、湧き水を汲みにおいでになっていました。
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 美味しい湧き水を飲んで喉を潤しました。
 野土路の名水については、現地に下記の案内板が立っています。
 
 銘水 「野土路の水」 岡山県名水百選 新庄村
 応永年間(1394~1428年)に美作高田(旧勝山町)を支配していた三浦のお殿様が、見回りのときこの水を飲み、「このようにおいしい水は、日本中どこを探してもない」と褒めたたえました。
 晩年、このお殿様が臨終のとき、この水の味が忘れられず、もう一度「野土路の水」を飲みたいから汲んで来るように家来に命じました。
 家来は、片道35kmもの道のりを歩いて往復するにはあまりにも遠すぎて、お殿様の臨終に間に合わないと思い、8kmほど歩いた神代(旧勝山町神代)で谷水を汲んで引き返し、お殿様に差し出しました。
 家来が途中から持ち帰った水とはしらないでこの水を飲んだお殿様は、「長い間飲まないうちに野土路の水の味もずいぶん落ちたものだ」と歎いて亡くなられたと言い伝えられています。
 中国山脈の山深くにあるこの銘水を知る人も少ないが、美しい自然の恵を受け、その当時のまま今も清らかな水が昏々と湧き続けています。
 野土路の名水で喉を潤した後再び歩き始め主要地方道58号北房川上線に出ると野土路トンネルが見えます。
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 その手前の西川に、旧道が有り野土路峠へと向かっています。
 ここからこの旧道を約200m登ったところが今年の旭川源流の碑の建立予定地です。
 先々週よりは、雪の量が少ないということで、みんなで建立地まで行こうということになり、前の人が歩いた後を雪を踏み固めながら歩きます。
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 建立予定地に到着すると、子ども達と雪かけも始まり、子ども達は雪の中を転がり回っていました。
 建立地で集合写真を撮りました。
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「旭川源流の碑」は雪の中蒜山地域へ引き継ぎされました(その2)
 旭川源流の碑は、3月26日(土)新庄村役場前で出発式を行い、野土路川沿いに野土路峠を超えて蒜山地域へ引き継がれました。
(2)新庄村役場から御鴨神社
 新庄の子ども達は、完璧な冬装束でゴーグルまで付けてきていました。
 その子ども達がロープを引っ張って新庄村役場前を出発しました。
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イメージ 6イメージ 5 誰も通っていない歩道の雪の上をリヤカーで運びます。
イメージ 7イメージ 8 雪は、集落を通過し、主要地方道58号北房川上線に出て新庄神社を過ぎる頃には、少し小降りになりました。
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イメージ 11イメージ 12 毛無山へ行く道の分岐点を過ぎて、今回の源流の碑にご協力を頂いている「国六」の前を通り、御鴨神社を過ぎると野土路峠へ向けて登坂になります。
 ※「(株)国六」については、下記のサイトを参照して下さい。
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 御鴨神社は、次の祭神が祭られているそうです。
  味耜高彦根命:農業の神、雷の神、不動産業の神
  天御梶日女命:味耜高彦根命の妃神(出雲風土記)
  大己貴命:国造りの神、農業神、商業神、医療神
  多紀理毘売命:宗像三女のひとつ、大国主の妃神
 そして、由緒は、次のとおりです。
  美作郷の総鎮守の大神であり、往古は、美作国真嶋郡美甘郷美甘川の川上、新庄宮座山の山上に鎮座し、神代からの大宮所となる。
  称光天皇の応永26年(1419年)の頃,宮座山の麓の神集の上の宮に移し奉り、さらに,霊光天皇の延宝7年(1679年)、裏手の路の上の宮に遷座し、更に、中御門天皇の宝永7年(1710年)、現在地に至る。
 ※御鴨神社に着いては、下記のサイトを参照して下さい。
  http://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=3979

「旭川源流の碑」は雪の中蒜山地域へ引き継ぎされました(その1)
(1)出発式
 旭川源流の碑は、3月26日(土)新庄村役場前で出発式を行い、野土路川沿いに野土路峠を超えて蒜山地域へ引き継がれました。
  先週、降雪があり延期した源流の碑の出発を26日に行いました。
 矢張り、前日に降雪があるとの連絡がありましたが、実行を決めて、下流域を6時30分に出発して新庄へ向かいました。
 岡山道を進んでいると賀陽インターチェンジでタイヤ規制が行われており、一旦横断道路から出て冬用タイヤを装着していない車両は横断道路に戻れません。
 私たちの車は冬用タイヤでしたので無事通過。
 北房インターでから一般道で新庄へ向けて走ると周りの景色が真っ白になっていきます。
 神代の四季桜が真っ白になっていました。
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 新庄へ着くと大きな牡丹雪が降っていました。
 源流の碑は、リヤカーにまだ積み込まれてなく、完成型の形に列べられておいてありました。
 雪が積もって、篆刻した文字が見えないくらいです。
 降る雪の中でリヤカーに積み込んでロープで固定します。
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 この間に、みんな合羽等を装着しました。
 リヤカーへの積み込みが終わったところで、出発式が行われました。
 笹野新庄村長が、源流の大切さと新庄村はこの自然を守るとご挨拶されました。
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 そして、通行手形が村長から蒜山地域まで歩かれる斉藤さんに渡されました。
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 出発の前の写真を撮影しましたが、雪で皆さんの顔が分からないくらいでした。
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「旭川源流の碑」が蒜山から中和へ運ばれます
 旭川源流の碑は、4月2日(土)展示されている真庭市蒜山振興局から、真庭市蒜山下和(旧中和村)の津黒生き物ふれあいの里へ運びます。
 先週は、源流の碑の行事が始まって以来はじめての吹雪の中の行軍となりました。
 ご参加頂きました方有り難うございました。
 今週は、展示してある真庭市蒜山振興局から旧中和村の津黒生き物ふれあいの里まで運びます。
 例年歩くのはふるさと物産館までですが、今年は国道313号の中和トンネルの北側の中和分かれ交差点(蒜山初和)まで車では運び、そこから歩いて津黒いいものふれあいの里まで運びます。
 行程は、18kmありますが、歩く距離は約6.5kmで1時間30分程度で歩こうと思っています。
 歩く区間の標高差は約150mです。
 伴走の車もありますので、無理のないよう車に乗ったり歩いたりすることも可能です。
 この季節はじめての最上流域中和までの遡行を楽しみましょう。
 また、今回は1999年に中和の源流の碑の建立の時からの仲間であり津黒生き物ふれあいの里の所長を務められていた藤井純夫さんが昨年12月に退官されたこともありその慰労会を兼ねた懇親会を計画しています。
 是非、流域の皆さんのご参加をお願いいたします。
 
 日 時 4月2日(土)
 集 合 午前9時30分
 場 所 真庭市蒜山振興局
     ※場所は下記のサイトの地図を参照して下さい。
      http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0210972110331015053
 
 出 発 午前9時40分
     集合し、車にリヤカーを積み込んで、国道482号を蒜山下長田まで行き、そこから国道313号を中和トンネルの北側の中和分かれ交差点(蒜山初和)まで運びます。
     車で運ぶ距離は、11.5km約20分。
     中和分かれ交差点からは、国道482号を中和郵便局の北まで歩いて市道に入り、津黒生き物ふれあいの里まで登って行きます。
     歩く距離は、約6.5kmでm標高差は約150mです。
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     到着は、12時頃を予定しています。
     ※津黒生き物ふれあいの里の場所は下記のサイトを参照して下さい。
     http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E133.47.51.2N35.15.39.5&ZM=8
    
 昼食(交流懇親会) 到着後昼食時に藤井純夫さんの慰労会を兼ねた恒例の鉄板懇親会を行います。
     交流懇親会の場所は、津黒生き物ふれあいの里です。
     会費 飲む人 1,000円 飲まない人 500円
     ※食料等の調達のため事前に参加申込みをお願いいたします。
     懇親会のときに使う、皿、箸、コップは、極力ご持参下さい。
 準備するもの 歩ける服装と防寒着、一応雨具は用意しておいて下さい。
  ※参加申し込み先(懇親会に参加される方は、食材や飲み物の段取りがありますので、下記により11日(金)の12時頃までにご連絡下さい。)
   ・新庄の皆さんは、源流の碑建立事務局 新庄村役場 山田幸紀さん 
    TEL0867-56-2626 e-mail:yukinori_yamada@vill.shinjo.okayama.jp 
   ・上流域 世話人(落合旦土)の森谷さん TEL090-5707-7954 E-mail:hkmoriya@mx32.tiki.ne.jp 
   ・中流域 世話人の宮内さん TEL080-1630-7520にご連絡下さい。
   ・下流域 事務局の竹原TEL090-1181-1090 E-mail:okakawa2@yahoo.co.jpにご連絡下さい。
 
  ●お願い 中流域・下流域で同乗させて頂ける車でご参加頂ける方事務局竹原までご連絡下さい。
   同乗させて頂いた場合、高速料金、燃料費等を同乗者で負担させて頂きます。 

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