平成3年度のAR-NETの活動計画その2「旭川源流の碑の補修、立て替え等」について
2.旭川源流の碑の補修、立て替え等
旭川源流の碑は、1997年から初めて、昨年までに22本の碑を建立しています。
源流域では、人口の減少と高齢化が著しく、また活気がだんだんと無くなっており、新たに源流の碑と建立することが難しくなっています。
新たに、水や川の大切さを認識し、そのシンボルとしての源流の碑を建立しようという気持ちを持って頂くためには、時間をかけて交流し、ご理解を頂く必要があります。
また、平成9年から立て始めた碑は建立から20年以上経過しているものもあり、すでに朽ちているものもあります。
建立地の皆さんに碑の再建をお話させていただき、補修、立て替え等を行いたいと思っています。
(1)「旭川源流の碑補修」
風にさらされ、表面にヒビが入ったものや、カビが生えてきているもの等、老朽を防ぐために補修をしなくてはいけないものもあります。
出来る補修を行って、建立時の思いをつなげたいと思います。
建てて終わりでは無く、大切に維持管理することも大切なことだと思います。
地域の皆さんとの交流と協働作業で、少しでも碑の寿命を長く保ちたいと思っています。
これらの碑について、 建立地の皆さんと調整のうえ出来るものからも実施したいと思います。
補修方法等については、昨年までに実施した方法は下記のとおりです。
①痛み、朽ちることのないように防腐、防かび、防植効果のある塗料の塗布を行う。
②ヒビ割れ等の生じているものについては、コーティング材の注入を行う。
③台座等の水切りの対策、屋根の設置等
一昨年調査したものの内、補修の必要な旭川源流の碑は、下記のとおりです
(イ)新庄川(毛無山 新庄村田浪)1998年建立
(ロ)山乗川(鏡野町境の峠(真庭市(旧中和村))1999年建立
(ハ)足尾滝(山生川 真庭市(旧久世町)山生)2002年建立
(ニ)見返りの滝(大山川 美咲町(旧旭町)江与味)2005年建立
(ホ)塩釜 (塩釜の湧き水 (真庭市(旧八束村)塩釜))2012年建立
(へ)クリエイト菅谷(菅谷川 真庭市(旧美甘村)美甘)2015年建立
(2)補修の要否等の調査が必要な源流の碑
建立地が山奥深い位置で、以降確認が出来ていないものがあります。
これらの碑について、源流の碑を建立された地域の皆さんと相談して、現在の状況を確認し、補修等の要否について調査を実施したいと思います。
そして、補修の必要なものについては、逐次可能なものから補修計画をつくりたいと思います。
期間は、9月から11月頃までを予定
調査の必要な源流の碑は、下記のとおりです。
(イ)鉄山川(真庭市(旧美甘村)2000年建立
(ロ)勝山美しい森(真庭市)2002年建立
(ハ)鳴滝(加茂川 吉備中央町(旧加茂川町))2003年建立
(ニ)田羽根川・不動滝(湯原)2009年建立
(ホ)是里池(久米南町北庄)2013年建立
(3)源流の碑再建立等調整
旭川流域ネットワーク発足のきっかけになった1997年に建立された最初の源流の碑で、真庭市(旧川上村)上徳山の内海谷川の源流の湧き水(※川上地蔵尊の脇にある)に建立された碑が朽ちて消滅している。
最初に建立された旭川源流の碑、樫の木で作られていたがキノコが発生して朽ちてしまっている。
下記の写真は、2007年7月の状況
※現在は、朽ち落ちて無くなっている
※湧き水は、今は水道水源としてコンクリートで囲われ蓋がされている。
一昨年、白髪川の上流に旭川の起点と記された標石が発見されたとの連絡もあり、元の碑の復元または、白髪川への源流の碑の建立について、地元の方々とお話をしたいと考えていたが、コロナ禍で実現出来なかった。今年は、現地確認と取り扱い等について、調整をしたい。
(4)再建立・補修をした源流の碑
イ. 白賀川(鏡野町富)2001年11月建立 2012年再建立
ロ.中津井川(真庭市(北房)) 2016年建立 2018年3月補修
ロ.中津井川(真庭市(北房)) 2016年建立 2018年3月補修
ハ. 百間川(加岡山市中区今在家)2003年建立 2020年2月補修
ニ. 石原川太戸の滝(岡山市牟佐)2013年建立 2020年4月補修
ホ. 大野川(岡山市御津虎倉)2008年建立 2020年7月補修
へ.関川塩滝(真庭市)2006年建立 2020年9月補修