地域のお祭り等が中止、縮小されるなかで、10月9日に岡山市建部町の多自枯鴨神社の宵祭りが行われました。
秋祭り(建部祭り)は、例年10月9日10日ですが、今年も8社で行う10日の例大祭は中止です。
多自枯鴨神社の宵祭りは、昨年同様に14時から式典を行い、棒遣いが2手に分かれて各戸を廻るとのことだったので、様子を取材しました。
(1)ご神木伐採のお祓い
 14時過ぎに、多自枯鴨神社に到着したときに、神社の二本の大木のお祓いが行われていました。
神社の門の両側にある木が神社の境内の石垣を破損し始めたり、古木になり枝が落ちてくるので伐採することになり、お祓いをされているとのことでした。
b神木伐採祈祷

(2)棒遣い出発前のお祓いと演舞の奉納
 伐採のお祓いが終わると、地域のやっく40所帯を二班に分かれて、棒遣いの演舞を行い、御札をお渡ししする棒遣いの方々のお祓いと、奉納演舞が行われました。  
 今年、始めて棒遣いに参加される小学生が二人参加されていました。
b棒遣いお祓い

(3)訪問演舞と御札渡し
 奉納演舞が終わったら、2班に分かれて出発して、各戸を訪ねて回ります。
 一番奥の高所(南西)の地区から,回る班について行ったところ、2019年に旭川源流の碑のリヤカーを全区間引かれた村岡信義さんのおうちから始まりました。
b211009多自枯鴨神社宵祭21-1

b棒遣い

 おうちの方にご挨拶されてから、庭で演舞がおこなわれ、皆さんで棒遣いを見ます。
 演舞が終わった後は、神社の御札をお渡ししました。
b御札受け取り

 こうして、地区内を1軒づつ回って御札をお渡ししていくのだそうです。
 どこの息子さんかなと、地域の顔合わせが行われます。
 いい行事だなと思いました。